英語のオススメ単語帳をこれ以上なく詳しくまとめてみた

大学受験における、最重要科目はなにか?

最重要科目は間違いなく、「英語」です。

 

どんなに数学が出来たとしても、英語が壊滅していれば合計点数で他の受験生に差をつけられてしまい

志望校のランクを1ランク2ランク下げる必要があります。

 

英語は努力で必ず得意に出来る科目。

だから、難関大志望であればあるほどしっかり得点源にしてきます。

あなたにも、ぜひ得点源にしてほしいと思っています。

 

僕も高3のときは偏差値35でしたが、最終的には65くらいまで上げることが出来ました。

センターの点数で言えば2割から9割くらいまで上げています。

 

ですが、この伸びは別に大したことありません。

もっと点数を伸ばすことも全然可能です。

 

目標としては

センター英語:190〜200
偏差値:70〜80

を目指して学習します。

そのために必要な参考書ルートをここに示すので、参考にしながらやってみてください。

 

英単語

なにはともあれ英単語です。

システム英単語Basic、システム英単語

【対象者】

ほぼ全ての受験生

システム英単語Basic…英語がセンターだけor中堅私大(日東駒専、産近甲龍レベル)志望の人

システム英単語…センターボーダーが70%以上の国公立大学or難関私大(MARCH・関関同立以上)志望の人

 

【使い方の動画を挟む】

システム英単語は僕が一番推している単語帳です。

この単語帳の良いところは何と言っても「ミニマルフレーズ」です。

3〜7語で構成されるミニマルフレーズの何がいいのかというと、ズバリ

「このフレーズのまま受験英語の本文中に出てくることがよくある」ということです。

 

sin
コロケーションで覚えるのが大事!

 

例えば、

regard him as a friend は 「彼を友達とみなす」という意味になりますが

これがターゲット1900だと

regard 〜とみなす としか覚えません。

regard は asとセットになって使われることが大半なので、この組み合わせで覚えておくことが英文を読むときのスムーズな読解に繋がるのです。

単語と前置詞や副詞との組み合わせや、動詞の後ろにto不定詞が来るのか、ingが来るのか、のように

単語と単語の間に特定の組み合わせがあることを「コロケーション」と言いますが、このコロケーションまで一緒に覚えることが出来るからシステム英単語は神なんです。

 

コロケーションは難関大になればなるほど重要になってきます。

例えばめちゃくちゃ長い一文などで、修飾部が増えすぎてどこがどこにかかっているのか複雑になっている英文で、コロケーションがわかっていれば、突然出てきた「as」に対して「あ、これはregard asの構文やね。」と気がつくことが出来ます。

このようにコロケーションごと覚えておけば、難しい英文の読解もスムーズにいきますし、

穴埋め問題、語句整序、英作文、英文法の問題も、当然本文の読解もスムーズに出来ます。

 

sin
単語をとりあえず1訳覚えてから、そのあと、コロケーションも一緒に覚えればいいんじゃないですか?

そんなに段階を分けて覚える必要はありません。

というのも、システム英単語を使っていればコロケーションを覚えるのにあまり苦労しません。

システム英単語のフレーズを沢山音読していれば、コロケーションは勝手に身につきます。

なので、

システム英単語のミニマルフレーズを使って英単語の意味&コロケーションを覚えていくこと=最高の英単語暗記法と言えます。

 

sin
システム英単語Basicとシステム英単語どっちを使えばいいですか?

システム英単語Basicからやることをオススメします。

システム英単語Basicとシステム英単語はかぶってる部分があります。

システム英単語Basic システム英単語
基礎単語100  
Starting Stage 300語  
Basic Stage 600語 Basic Stage 600語
Essential Stage 600語 Essential Stage 600語
  Advanced Stage 約400語
  Final Stage 約300語
多義語 約180語  多義語 約180語

 

システム英単語Basicだけで、センターレベル・中堅私大の単語はあらかた完璧になります。

私大でMARCH・関関同立以上
国立なら、センターボーダー70%より上の大学(英文のレベルにもよる)

を目指すならシステム英単語のAdvanced、Final Stageまで覚えておきたいです。

 

また、次の単語の意味と品詞が即座に出てくるなら、システム英単語からでも良いと思います。

(意外とど忘れしやすいポイントです)

indeed, else, absent, chief, fellow, least, whole, sail, 
try to Vとtry Vingの違い
lie(横になる)の活用形
layの活用形と、意味(多義語です)

受験において頻出なんだけど、意外とシステム英単語には載っていない!という単語が多いです。

英文で勉強したことは、単語帳にメモしながら勉強するのがよいのですが、システム英単語に載っていないとなるとメモする場所がなく暗記しにくい状態になります。なので、僕はシステム英単語Basicからやっておくのがベストかなと思っています。

 

リンガメタリカ

【対象者】早慶・上位国公立志望者

 

難関大の問題は頻出の英文のテーマがあります。

そして、それらのテーマにはテーマ別に「頻出の単語」があります。

例えば、グローバル化というテーマであれば

domestic deregulation 国内の規制緩和

みたいなやつです。

 

こういった、テーマ別によく出てくる単語や熟語をあらかじめ頭に入れておくことで、難関大の難しい英文も初見で読みこなしやすくなります。

 

リンガメタリカのテーマはそれぞれ

1.グローバル化
2.経済
3.社会問題
4.環境問題
5.科学
6.医学・生命倫理
7.言語論・心理学
8.インターネット
9.差別問題
10.テロ・死刑論・哲学

となっています。

それぞれのテーマ別に、日本語でテーマの説明がありその後、いくつか例文と単語・熟語集が続きます。

 

システム英単語も終えて、速読英熟語も暗記し終わって

「さらに難しい文章に対応できる素養と、背景知識と、それらの語彙力をつけたい!」

という人にオススメの教材になっています。

英文のテーマ自体は難しいですが、幅広いテーマに分かれているので勉強してい楽しいです。

速読英熟語のような使い方をして、

英文を読みながら覚えつつ、覚えていない単語に関しては1秒1単語的なアプローチで覚えていくとよいと思います。

 

 

・データベース3000

【対象者】中学レベルの英単語が高校レベルでどう出題されるのか?をしっかり復習したい人

go, make, help, run, tell, 

のような基本動詞。これらの意味ってわかりますか?

goは「行く」と中学のときに学びますが、正確には

「話し手から離れる方向に移動する動き」を指します。

ほかにも、goのあとに悪い形容詞を伴うと、「良くない方向に移動する」という意味になります。

例えば

go bad 腐る(食べ物がダメな方向に向かう)

go bankrupt 倒産する(会社が破産の方向に向かう)

などですね。

 

このように中学レベルで習う単語も、高校レベル、大学受験レベルになると違った意味で問われることが多くなってきます。

簡単な語彙を扱っていながらもしっかり大学受験レベルの知識に昇華させてくれているのが、このデータベース3000です。

 

この単語帳は1から全部を覚えていく!というよりかは、辞書的&単語ノート的な役割として1冊持っておくとよいかなと思います。

 

システム英単語Basicかデータベース3000のどちらかを選び

システム英単語に接続させる

みたいなルートがおすすめです。

 

センターのみの場合は、システム英単語basicオンリーで

それ以上を目指す場合は、データベース3000&システム英単語

という組み合わせで学習するのもありです。